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読書人7/16号発売です!

鼎談=高田珠樹・秋富克哉・古荘真敬
<ハイデガー哲学の多面性を知る>
ハイデガー・フォーラム編『ハイデガー事典』(昭和堂)刊行(1)(2)

■対談=鶴岡真弓×米澤 敬
<本の「ざわめき」、身体性>
『最後に残るのは本 67人の書物隨想録』(工作舎)をめぐって(8)

【今週の読物】
◇連載=「ひとりで映画を見る行為の消滅」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉アンソニー・レイ・ヒントン著『奇妙な死刑囚』(髙橋亜実)(5)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(7)
◇連載=戯史 平成紀〈七月〉(安倍夜郎)(7)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(7)

【今週の書評】
〈3面〉
▽山本義隆著『リニア中央新幹線をめぐって』(粥川準二)
▽大澤真幸著『〈世界史〉の哲学 近代篇1』(大黒弘慈)
▽谷口雄太著『〈武家の王〉足利氏』(君塚直隆)
 
〈4面〉
▽佐藤岳詩著『「倫理の問題」とは何か』(蝶名林亮)
▽平田周/仙波希望編『惑星都市理論』(堤 研二)
▽森永康平著『誰も教えてくれないお金と経済のしくみ』(飯田泰之)
 
〈5面〉
▽小山田浩子著『小島』(大塚真祐子)
▽黄春明著、西田勝編訳『溺死した老猫』(山口 守)
▽ボリス・ヴィアン著『ボリス・ヴィアン シャンソン全集』(小沼純一)
 
〈6面〉
▽千足伸行著『画家たちのパートナー』(門田 彩)
▽キエセ・レイモン著『ヘヴィ』(青木耕平)
▽段瑞聡著『蔣介石の戦時外交と戦後構想』(羽根次郎)

【最新号のご案内】
巻頭特集は
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鼎談=高田珠樹・秋富克哉・古荘真敬
<ハイデガー哲学の多面性を知る>
ハイデガー・フォーラム編『ハイデガー事典』(昭和堂)刊行を機に

【本紙イントロより】
 昭和堂より、ハイデガー・フォーラム編『ハイデガー事典』が刊行された。充実したテーマ編、詳細な用語編、人名編、資料編の四編から成り、日本のハイデガー研究の総力が結集されている。刊行を機に、編集委員を務める秋富克哉氏(京都工芸繊維大学教授)、古荘真敬氏(東京大学教授)、ハイデガーの訳書を多く手がける高田珠樹氏(大阪大学名誉教授)に鼎談していただいた。(編集部)

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『ハイデガー事典』、この名前だけで重厚な1冊だとすぐにわかります。656ページ、定価11000円。気軽に手が出せる1冊ではありませんが、研究者や熱心なハイデガー読者にとってのマストアイテムが先月末に刊行されました。
 特集は日本のハイデガー研究の白眉のお三方ですので、一見難解な鼎談に見えるかもしれません。しかし内容はハイデガー版『舟を編む』。ハイデガーという哲学史上最も高い山を事典として総ざらいする哲学者・研究者たちの苦闘はハイデガー未読の読者でも十分に楽します。
 130人以上の執筆者たちの原稿をまとめる。これだけでも気の遠くなる作業です。ベテラン研究者たちの体裁がバラバラな原稿を齟齬が生じないようにまとめる、さらに索引づくり、訳語の取り扱いなど困難は尽きません。またハイデガーに関しては近年新しい発見もありますので、そういった情報は若手の研究者が担当した、という話も日本のハイデガー研究の今が見えてきます。
 研究者たちがハイデガーと格闘した、その情熱が凝縮した事典編集のドラマは『舟を編む』のような国語辞典編集現場とは違う面白さがあります。ぜひ紙面を開いてお確かめください。

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【関連記事】
2019年6月28日号
齋藤元紀講演会載録
<ハイデガー「黒ノート」の全貌>
全三四冊のノートには何が書かれているのか
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「黒ノート」の話も当然最新号内で触れられています。ハイデガー研究のアップデートの現場を知る上でも併読オススメのバックナンバーです。

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