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読書人2/12号発売です!

往復書簡 吉田喜重×舩橋淳
<世界を映す、プリズムの深層へ>
『まだ見ぬ映画言語に向けて』(作品社)刊行を機に(1)(2)

対談=粂 和沙×山塙菜未
<世界初公開!英国王室秘蔵の日本美術コレクション>
『海を渡った日本と皇室の文化』(便利堂)刊行を機に(8)

【今週の読物】
▽映画時評〈2月〉(伊藤洋司)(7)
◇連載=「ムルナウかラングか」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉スペンサー・ジョンソン著『チーズはどこへ消えた?』(福井未菜)(5)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(7)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(7)

【今週の書評】
 〈3面〉
▽柘植尚則著『近代イギリス倫理思想史』(後藤大輔)
▽石井洋二郎著『ブルデュー『ディスタンクシオン』講義』(小澤浩明)
▽松沢弘陽著『福澤諭吉の思想的格闘』(河野有理)

 〈4面〉
▽松永昌三・田村貞雄・栗田尚弥・浦井祥子編『郷土史大系 情報文化』(長﨑励朗)
▽巖浩著『有題無題』(野田茂徳)
▽山口希生著『「神の王国」を求めて』(浅野淳博)

 〈5面〉
▽パティ・スミス著『Мトレイン』(林 浩平)
▽町田久美絵・中川素子文『共振』(岡村幸宣)
▽山田脩二著『新版『日本村』』(大竹昭子)

 〈6面〉
▽小田部胤久著『美学』(星野 太)
▽J・K・ローリング著『イッカボッグ』(佐藤飛美)
▽髙木まどか著『近世の遊廓と客』(小谷野敦)

【最新号のご案内】
巻頭特集は
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往復書簡 吉田喜重×舩橋淳
<世界を映す、プリズムの深層へ>
『まだ見ぬ映画言語に向けて』(作品社)刊行を機に

【本紙イントロより】
 二人の映画監督、吉田喜重氏と舩橋淳氏が、二〇一三年から対談イベントとして繰り返してきた対話が、一冊として上梓された。イベントシリーズと同タイトルの『まだ見ぬ映画言語に向けて』(作品社)刊行を機に、お二人の対話のつづきを、往復書簡の形でお願いした。
 本書の対談では、〈同時代の感性をいったん切り離し、映画とは何か、その深層に向かって問い続ける作業〉により、〈映画表現の持つ自己優位性とその欺瞞を問いただす〉こととなった。普遍的な「映画」というものを考えてきた対談につづくこの往復書簡では、より、年齢差と生きる時代の違いからなる差異の抽出を試みたい、との吉田氏の発案で、最初に舩橋氏から四つの問いが、吉田氏に対して投げられた。三つの応答を本号に、最後の一つの応答を、来週2月19日号に掲載する。(編集部)
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 昨年の5月に続き、再び吉田喜重さんが本紙に登場です。時節柄、前回に続き今回も往復書簡形式で舩橋淳さんとメールにてやりとりいただきましたが、メールの文面とは思えない重厚長大な文量です。
テーマ本の『まだ見ぬ映画言語に向けて』の続きということで、冒頭のやりとりから《ドキュメンタリー映画は虚構である》といったギクッとする吉田さんの発言が飛び出します。
「私はたとえ記録映画、ドキュメンタリーフィルムであっても、フィクション、虚構であると考えています。何故ならそれを人間が作る限り、かならず作為、その人の思惑といったものが介入してしまう、あるいは介入せざるを得ない。それが人間の悲しい宿命というほかはない。」
 他にも吉田さんが在籍した時代の松竹をはじめとする多くのスタジオシステムの評価について両者で見解が分かれ、同時に小津安二郎や木下恵介が語られるなど、日本映画ファンならずとも読み応えのある特集です。
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【関連記事情報】
2020年5月22日号
吉田喜重・四方田犬彦往復書簡
<二人の「H」、二人の「わたし」 あるいはありえたかもしれない「手記」>
『贖罪 ナチス副総統ルドルフ・ヘスの戦争』(文藝春秋)刊行を機に
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 前回吉田喜重さんにご登場いただいたときは今回の重厚な映画議論とは違い、小説『贖罪』を巡って四方田犬彦さんとの濃密な文学議論が繰り広げられます。最新号とは異なる吉田喜重の世界をぜひお楽しみください。
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