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読書人1/29号発売です!

対談=伊藤詔子×西山智則
<短剣を手に、世界の終末を生き残る>
『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】ゴッサムの街と人々 他』(小鳥遊書房)刊行をめぐって

【今週の読物】
▽追悼=宇波彰(四方田犬彦)(7)
▽蔭山宏著『カール・シュミット』を読む(中道寿一)(7)
▽著者から読者へ=浅原正和著『カモノハシの博物誌』(8)
◇連載=「日本への興味」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉乙一著『暗いところで待ち合わせ』(大谷美尋)(5)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(8)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(8)

【今週の書評】
 〈3面〉
▽子安宣邦著『「維新」的近代の幻想』(先崎彰容)
▽高田純著『カント実践哲学と応用倫理学』(菅沢龍文)
▽海渡雄一著『東電刑事裁判 福島原発事故の責任を誰がとるのか』(佐藤嘉幸)

 〈4面〉
▽渡部潤一監修『ハッブル宇宙望遠鏡 探究と発見のまなざし』(白鳥 敬)
▽青野太潮著『どう読むか、新約聖書』(大貫 隆)
▽飯島渉著『「中国史」が亡びるとき』(砂山幸雄)

 〈5面〉
▽吉田修一著『湖の女たち』(陣野俊史)
▽岳真也著『翔』(富岡幸一郎)
▽オノレ・ド・バルザック著『サンソン回想録』(私市保彦)

 〈6面〉
▽東千茅著『人類堆肥化計画』(山﨑真帆)
▽高良勉著『群島から』(水島英己)
▽猪股剛編著『ホロコーストから届く声』(秋丸知貴)

【最新号のご案内】
巻頭特集は
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対談=伊藤詔子×西山智則
<短剣を手に、世界の終末を生き残る>
『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】ゴッサムの街と人々 他』(小鳥遊書房)刊行をめぐって

【本紙イントロより】
『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】 ゴッサムの街と人々 他』(伊藤詔子編・訳・著)が、小鳥遊書房より刊行された。作家、詩人、評論家、自然史家と数多の顔を持つポー。その姿、作品をめぐり、伊藤詔子氏(広島大学名誉教授)とアメリカ文学研究者の西山智則氏(埼玉学園大学教授)に対談をお願いした。(編集部)
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 エドガー・アラン・ポーの作品といってすぐに頭に思い浮かぶのが「モルグ街の殺人」「黒猫」「アッシャー家の崩壊」「黄金虫」あたりでしょうか。今回の対談を読むと、こんな作品もあったな、とか、そんな作品を書いていたんだ、という具合に気付きや発見もありますし、前述の作品に仕掛けられたギミックなど、ポー作品を再読したい気を起こさせる議論が交わされます。
 また、ポーの作品群が影響を直接的にせよ間接的にせよ与えた作品の多さたるや。今回伊藤詔子さんが新訳した「ゴッサムの街と人々」というタイトルを見てピンとくるのは「バットマン」シリーズであり、先年大ヒットした『ジョーカー』だと思います。このあたりの話は西山智則さんが論じていますが、他のパートでは昨年日本で大ヒットした漫画の話題も挙がり、伊藤さんが冒頭語った「エドガー・アラン・ポー(一八〇九-一八四九)の文学は、日本の近・現代作家の血肉を成していると言っても過言ではない。」という発言にもリンクしてきます。
 日本ポー学会の会報誌で掲載されていても遜色ない学際的対談です。日本のポー研究の最前線が理解できる本特集をぜひお楽しみください。

※こちらリンク( https://dokushojin.com/reading.html?id=7926 )から対談の冒頭パートを読むことができます
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【関連記事情報】
2009年10月9日号
対談=紀田順一郎・藤井淑禎<江戸川乱歩の多面的世界>
エッセイ「乱歩と私」=佐野史郎、谷崎由依
「大乱歩展」(県立神奈川近代文学館)開催を機に
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 関連のバックナンバーが見つかるか、近年類推する特集がなかった印象だったので若干不安でしたが、10年以上前の乱歩特集が出てきました。ポーと乱歩の評論を同時に読めるのが読書人の醍醐味です。ぜひこの機会に併読してみてはいかがでしょうか。
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