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読書人1/15号発売です!

対談=慎改康之 × 柵瀬宏平
<性と欲望と自己、古代に遡る探究>
フーコー『性の歴史Ⅳ 肉の告白』(新潮社)刊行を機に

【今週の読物】
▽追悼・佐々木力(野家啓一)(7)
▽映画時評〈1月〉(伊藤洋司)(7)
▽「テクスト工房」だより①「歓待の掟」(渡部直己)(8)
◇連載=「日本への興味」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(6)
◇連載=〈書評キャンパス〉久保明教著『「家庭料理」という戦場』(角佳音)(6)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(7)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(8)

【今週の書評】
 〈3面〉
▽ロバート・ブランダム著『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか 上・下』(大賀祐樹)
▽アントワーヌ・コンパニョン著『文学史の誕生』(菅谷憲興)
▽廣部泉著『黄禍論』(丸川哲史)

 〈4面〉
▽松永正訓著『どんじり医』(伊藤和弘)
▽渡辺京二著『幻のえにし』(三砂ちづる)
▽スティーヴ・へイク著『スポーツを変えたテクノロジー』(緑 慎也)

 〈5面〉
▽沢山遼著『絵画の力学』(荻野 哉)
▽モーリス・サックス著『魔宴』(福島 勲)
▽陣野俊史著『ザ・ブルーハーツ』(田家秀樹)

 〈6面〉
▽天野健太郎著『風景と自由』(青木亮人)
▽東雅夫・下楠昌哉責任編集『幻想と怪奇の英文学Ⅳ』(高原英理)
▽村山由佳著『風よ あらしよ』(雨宮由希夫)

【最新号のご案内】
巻頭特集は
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対談=慎改康之×柵瀬宏平
<性と欲望と自己、古代に遡る探究>
フーコー『性の歴史Ⅳ 肉の告白』(新潮社)刊行を機に

【本紙イントロより】
 明治学院大学教授で二〇世紀フランス思想を専門とする慎改康之氏の翻訳で、ミシェル・フーコーの『性の歴史Ⅳ 肉の告白』(フレデリック・グロ編、新潮社)が刊行された(二〇一八年にフランスで原書が刊行)。本書は、二世紀から五世紀にかけてキリスト教の性道徳がさまざまに変化し、性的欲望が不断の警戒の対象とされる過程をたどることで、「西洋の人間が自分を「欲望の主体」として構成するに至ったやり方を解明する」ことをその目的とする(「訳者解説」)。そこでは、ラテン教父のテルトゥリアヌス(一五五頃~二二〇頃)、東方の修道生活を西洋に伝えたことで知られる修道士ヨハネス・カッシアヌス(三六〇~四三五)、アウグスティヌス(三五四~四三〇)をはじめ、初期キリスト教の教父・神学者たちの言葉が詳細に検討されている。
 本書の刊行を機に、訳者の慎改氏と、白鷗大学講師で哲学とフランス思想を専門とする柵瀬宏平氏に対談していただいた。(編集部)
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フーコーの『性の歴史Ⅳ』がいよいよ翻訳・刊行されたということで、注目を集めています。本特集の事前告知ツイートも普段より多くのレスポンスがあったので、フーコー人気も未だ衰えず、の感があります。
 今回の慎改康之さんと柵瀬宏平さんの対談も白熱の様相を呈しており、『性の歴史』シリーズを通してみるフーコーの思想についても議論が交わされます。このあたりの議論はむしろ読書人の熱心な読者の方のほうが詳しいと思いますので、紙面でお確かめいただければ。
 一箇所、慎改さんの発言のなかにフーコーの人間味が垣間見える部分があったので引用します。
「フーコー自身もアウグスティヌスの議論が面白くて、入れ込んでいるように感じます。フーコーがアウグスティヌスを読んで生じた興奮のようなものが、彼独特の抑制的な語り口ではありますが、ここから伝わってくるんですね。(中略)アウグスティヌスを読むことそのものが、フーコーにとって一つの快楽だったのかもしれません。」
 読書人でも久しぶりの本格的なフーコー特集です。ぜひお楽しみください。
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【関連記事情報】
2010年6月18日号
阿部崇・國分功一郎対談
<2010年のフーコー>
『自己と他者の統治』(筑摩書房)『カントの人間学』(新潮社)刊行を機に================================================

 過去のフーコー特集に目を当ててみると、また贅沢な対談が出てきましたのでご案内します。10年前と現在でフーコー議論がどう変化をしているか、ということが見えると思いますので、最新号との併読オススメです!
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