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読書人2021年1月1日号(12/25合併)発売です!

対談=鶴間和幸×上田信
<史料は小説より奇なり。>
全集「中国の歴史」(講談社学術文庫版)をめぐって

第二部=新書のすすめ…磯野真穂さんが新書を買う(一~七)

【今週の読物】
▽三人論潮・1月(吉田晶子)(3)
▽文芸・1月(川口好美)(6)
◇連載=「ヌーヴェルヴァーグの人びと」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(6)
◇連載=〈書評キャンパス〉百田尚樹著『海賊とよばれた男』(小松真由香)(6)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(8)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(8)

【今週の書評】
〈3面〉
▽大野光子著『大都市東京の「多文化空間」で生きる人びと』(好井裕明)
▽小俣和一郎著『精神医学の近現代史』(可能涼介)

 〈4面〉
▽森達也編著『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会』(斎藤貴男)
▽小田部雄次著『百年前のパンデミックと皇室』(竹元正美)
▽前川あさ美・田中健夫著『絵本がひらく心理臨床の世界』(増田梨花)

 〈6面〉
▽藤原無雨著『水と礫』(小谷野敦)
▽ローラン・ビネ著『言語の七番目の機能』(外岡秀俊)

 〈7面〉
▽桑原ヒサ子著『ナチス機関誌「女性展望」を読む』(石井香江)
▽ステファヌ・ルルー著『シネアスト宮崎駿』(伊集院敬行)
▽ナクツァン・ヌロ著『ナクツァン』(楊 海英)

【最新号のご案内】
巻頭特集は
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対談=鶴間和幸×上田信
<史料は小説より奇なり。>
全集「中国の歴史」(講談社学術文庫版)をめぐって

【本紙イントロより】
 単行本刊行時に大きな話題を呼び、中国・台湾で累計発行部数が一五〇万部を超える全集「中国の歴史」(全一二巻、講談社)。ベストセラーとなった本全集が講談社学術文庫版となって刊行された(現在第六巻まで)。
 文庫化にあたり、シリーズ編集委員の鶴間和幸氏(第三巻執筆)と上田信氏(第九巻執筆)に対談をお願いした。(編集部)
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 毎年末のお楽しみ、2021年新年特大号が刷り上がりました。通常の特集に加え、恒例の新書特集など今年も充実した内容の仕上がりになりました。
 巻頭は中国の悠久の歴史をたどるシリーズを特集しました。さすがに紙面で中国通史は網羅できませんが、日本で研究されている中国史を学びにくる中国人留学生の話や、2000年以上前の疫病対策の話など、アップデートを続けている中国史研究の最先端の話が展開されます。
 研究者ならではの思いを上田さんが漏らしているので紹介します。
「通史の概説を書くのは本当に難しい。書き進めていると、とても魅力的な人物に出会うことがあります。ですが、彼らの人生の詳細を描いていくと収拾がつかなくなる。歴史のメインストリームをたまたま横切る瞬間でしか彼らの姿を述べることができないので、フラストレーションが溜まっていきます(笑)。」
 語りたい人物がごまんといるけれど紙幅を割けない、そんな研究者のジレンマも飲み込んで通史を眺めてみると違った見え方ができるようになるかもしれません。
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【関連記事情報】
2018年10月12日号
鈴木董×黛秋津=対談
<新たな「世界史」の見取り図>
『文字と組織の世界史 新しい「比較文明史」のスケッチ』(山川出版社)
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 中国通史とセットに「比較文明史」。文字も組織も中国文明を論じる上では欠かせない要素です。頭の中の地図を東アジア領域から一気にユーラシア大陸全土まで広げて見てみる。そんな楽しみ方も年末年始にいかがでしょうか。
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