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読書人12/4号発売です!

鼎談=紅野謙介×内藤千珠子×成田龍一
<文学から「現在」を問う>
『〈戦後文学〉の現在形』(平凡社)刊行を機に(1)(2)

星野智幸インタビュー
<緩やかな関係性の構築>
『だまされ屋さん』(中央公論新社)刊行を機に(10)

【今週の読物】
▽近藤和敬著『ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する』を読む(松本潤一郎)(3)
▽表町通信・12月(鎌田哲哉)(3)
▽文芸・12月(荒木優太)(5)
◇連載=「俳優像の再利用」(ジャン・ドゥーシェ氏に聞く)(聞き手=久保宏樹)(5)
◇連載=〈書評キャンパス〉スコット・ハートリー著『FUZZY-TECHIE』(水落星音)(5)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)(7)
◇連載=中平卓馬をめぐる50年目の日記(柳本尚規)(7)
◇連載=American Picture Book Review㊺(堂本かおる)(7)

【今週の書評】
  〈4面〉
▽日本平和学会編『戦争と平和を考えるNHKドキュメンタリー』(水島久光)
▽ベン・ルイス著『最後のダ・ヴィンチの真実』(アライ=ヒロユキ)
▽上間陽子著『海をあげる』(砂川秀樹)
▽金子晴勇著『キリスト教思想史の諸時代Ⅰ』(竹原創一)

 〈5面〉
▽富岡幸一郎著『古井由吉論』(佐藤 優)
▽朝井まかて著『類』(尾崎名津子)

 〈6面〉
▽エマニュエル・ド・ヴァリクール著『マリー・アントワネットと5人の男 上・下』(藤林道夫)
▽ミナタニアキ・安本志帆著/犬てつ編『こどもと大人のてつがくじかん』(永井玲衣)
▽松田雅子著『マーガレット・アトウッドのサバイバル』(加藤有佳織)

【最新号のご案内】
巻頭特集は
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鼎談=紅野謙介×内藤千珠子×成田龍一
<文学から「現在」を問う>
『〈戦後文学〉の現在形』(平凡社)刊行を機に

【本紙イントロより】
『〈戦後文学〉の現在形』(平凡社)が紅野謙介、内藤千珠子、成田龍一編で刊行された。一九四五年から現在に至るなかから六〇の作品と、潮流を抑える一三のコラムが、選者を含む三七人の執筆者によって、緻密に分析、考察されている。本書の刊行を機に、編者の三人に本書の狙いや、「戦後」というものについて、文学について、コロナ禍の現状についてなど、改めて語っていただいた。(編集部)
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 12月に入り、週刊読書人も年末年始モードで稼働中。来週(12/11号)は「アンケート特集」、再来週号(12/18号)は「年末回顧特集」の年末恒例企画なので、2020年付の通常特集は本号が最後です。
 戦後75年の今年の締めくくりにぴったりの<戦後文学再考>特集です。弊紙の読者の皆様なら〈戦後文学〉というフレーズに対して、各々頭に浮かぶ作品があるのではないでしょうか。『〈戦後文学〉の現在形』に収録されている書目等を1面で紹介していますので、まずはそちらをご覧の上、思いを巡らしていただきつつ記事本文を読み進めていただきたいです。
『〈戦後文学〉の現在形』の編纂にあたり、どのような意図を持って進めていったか、そのヒントを編者の1人の内藤千珠子さんが鼎談の中で語っています。
「『戦後』という言葉には、戦争が過去であるかのように境界線を引く力がありますが、この本では、区切りのように見えるけれど本当は連続しているものをどう捉えていくか、というところに着目しようとしています。(中略)○○後と名付けることで、出来事が完結して見えますが、実際には常に未完であり渦中です。それ以前の出来事や風景は見えにくくなるけれど、人々のなかに記憶として残り続けます。」
 従来の文学研究とは違う新視点がふんだんに盛り込まれた本書を読むための糸口となる特集です。ぜひ年末の読書のお供にご一読ください。
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【関連記事情報】
2016年4月15日号
座談会=坂上弘×紅野謙介×五味淵典嗣×内藤千珠子
<新たなる文学研究へ>
『オンライン版 三田文学』(丸善雄松堂)刊行を機に
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〈戦後文学〉と切っても切り離せないのが文芸誌ですが、そのなかでも名門といえる「三田文学」特集です。「三田文学」もオンラインで読めるようになり、文学研究の幅がさらに広がりを見せることを示唆する内容です。文学研究が今後どのような方向に進んでいくか、最新号と併せてぜひ御覧ください。
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【イベント告知】
<第6弾!南陀楼綾繁・金井真紀連続トークイベント「人、この深き世界」 ゲスト:荒木優太>開催
【登壇】南陀楼綾繁・金井真紀
【第6回ゲスト】荒木優太
【取り上げる本】『これからのエリック・ホッファーのために――在野研究者の生と心得』(東京書籍)、『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』(明石書店)

【日程】2020年12月15日(火)19時~21時(18時45分開場)
【会場】神保町・スペース「読書人隣り」
(千代田区神田神保町1-3-5冨山房ビル6F/アクセス:神保町駅A7出口徒歩3分)
【料金】一般:1500円(ライブ配信・集客いずれも)
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 2ヶ月に1回ペースで開催している人気イベント「人、この深き世界」の第6弾を開催。 南陀楼綾繁さん、金井真紀さんおなじみの2人と今回のゲストは今年本紙で文芸時評を担当していただいた荒木優太さんが登場します! 「人人本」のお話のほかにも、もしかすると荒木さんから1年間の時評執筆の裏話も飛び出るかも知れません。
 今回も来場参加チケットとライブ配信参加チケットの2種類を用意しています。時節柄、来場参加の席数は10席のみとさせていただきますので、参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。