狂い咲く、フーコー 京都大学人文科学研究所 人文研アカデミー『フーコー研究』出版記念シンポジウム全記録+(プラス)
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狂い咲く、フーコー 京都大学人文科学研究所 人文研アカデミー『フーコー研究』出版記念シンポジウム全記録+(プラス)

¥1,210 税込

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2021年3月に刊行された『フーコー研究』(岩波書店)をめぐって、3月末に京都大学人文科学研究所主催で開催されたシンポジウム「狂い咲く、フーコー」の4時間半にわたる議論に、各発言者が加筆。400名にも及ぶ聴講者を集めたオンライン・シンポジウムの全記録。 20世紀フランス現代思想の代表的知識人ミシェル・フーコー。その新たな研究が日本発ではじまっている。京都大学人文科学研究所が2017年より3年間にわたって活動した研究会の記録を基にして、『フーコー研究』が刊行された。その内容・テーマを各執筆者がダイジェストに紹介し、議論する。最新のフーコー研究への誘いの書。総勢32名の執筆者は、専門領域も異なり、それぞれの分野から、精緻なフーコー研究がなされている。フーコー研究者のみならず、初学者が紐解ける〈入門の書〉。 ◆執筆者一覧 相澤伸依・市田良彦・上尾真道・上田和彦・王寺賢太・隠岐さや香・重田園江・北垣徹・久保田泰考・小泉義之・坂本尚志・柵瀬宏平・佐藤淳二・佐藤嘉幸・柴田秀樹・武田宙也・田中祐理子・千葉雅也・立木康介・中井亜佐子・長原豊・西迫大祐・丹生谷貴志・箱田徹・廣瀬純・藤田公二郎・布施哲・堀尾耕一・前川真行・松本潤一郎・森本淳生・森元庸介 ◆「まえがき」(小泉義之)より抜粋 「フーコーは、こう語っていた。「権力から抜け出そうとする運動こそが、主体の変容や、主体と真理との関係を明らかにするのに役立つはずなのです」(『生者たちの統治』八九頁)。そして、真理のための生きざまの重要性を語ってもいた。「主体が真理に到達するために必要な変形を自身に加えるような探究、実践、経験は、これを「霊性(スピリチユアリテ)」と呼ぶことができるように思われます。このばあい「霊性」と呼ばれるのは、探求、実践および経験の総体であって、それは具体的には浄化、修練、放棄、視線の向け変え、生存の変容などさまざまなものであり得ます。それらは認識ではなく、主体にとって、主体の存在そのものにとって、真理への道を開くために支払うべき代価なのです」(『主体の解釈学』一九頁)。フーコーは、権力や勢力から抜け出す霊性でもって、真理の探究を進めることを呼びかけていたのである。 本書は、小泉義之・立木康介編『フーコー研究』(岩波書店、二〇二一年)の刊行にあたりオンラインで開催された、二人のコメンテーターと執筆陣による合評会シンポジウムの記録である。これほどの陣容が一同に会するのは稀有なことであり、それはまさにオンラインのおかげである。しかも、その記録を新書の形で刊行するのも稀有なことである。現在は複数の意味においてまさにフーコー的であり、本書が、状況の只中で物事を考えようとする人々に届くことを願っている」 ==================== 新書判・208ページ 出 版 社:読書人 ISBN13:978-4-924671-48-5 ====================