宮台真司/苅部直/渡辺靖著『民主主義は不可能なのか? コモンセンスが崩壊した世界で』
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宮台真司/苅部直/渡辺靖著『民主主義は不可能なのか? コモンセンスが崩壊した世界で』

¥2,640 税込

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現代の三賢人が語りつくした「10(平成後期10年間)+1(10年後の未来に向けて)」の全記録―― 世界は、社会は、人びとの心はどう変わったのか? 『週刊読書人』に2009年から2018年まで掲載された「年末回顧鼎談」に、〈「あとがき」にかえて〉と題した語りおろし(4万字)を合せて、11本の鼎談を全収録。各ページには、テーマを理解するための手引きとして、詳細な註を付す(作成=綿野恵太)。  二度の政権交代、トランプ政治、大阪維新の会、東日本大震災、脱原発運動、ウィキリークス、イスラム国、格差社会、正義論ブーム、ビッグデータとアグリゲーター、熟議デモクラシー、TPP問題、大学の劣化・学問の危機、吉本隆明の死、慰安婦問題、戦争責任、ヘイトスピーチ、リベラリズムの困難、未来の戦争、戦後象徴天皇制、集団的自衛権、ダイバーシティ、AI統治、ポスト・トゥルース……  現代の社会を読み解くために、必読の書。 目次 ■まえがき ■2009 ・忘れられたハイエクの議論    ・どうすれば品性を絶やさずにいられるか    ・超越的なものの導入    ・暴力と権力との関係について考える    ・沖縄問題は難し ■2010 ・正義論ブーム    ・道徳への関心    ・アメリカ政治の幅    ・日本の保守って?    ・多数派の専制    ・ウィキリークスから公共性を考える ■2011 ・震災・原発事故――未規定なリスクとどう向き合うか    ・「人間の権利」は歴史的にどう共有されてきたか    ・橋下現象の背景にあるもの    ・出版界へ提言する    ・国家に頼れない時代に    ・スティーブ・ジョブズの遺したもの    ・明るみに出してはいけない空間の必要性 ■2012 ・熟議デモクラシーの理論と実践    ・アメリカとどう距離を取るか    ・TPP問題の核心    ・グロテスクな競争    ・外交はどうあるべきか ・若手論客たちの活躍    ・大学の劣化・学問の危機    ・吉本隆明の死  ■2013 ・知識集団アノニマスが持つ技術    ・出鱈目な民主制    ・山本太郎園遊会事件    ・進化生物論から考える    ・ビッグデータとアグリゲーター    ・内なる光を    ・アメリカの縮小――指針とすべき世界などどこにもない時代へ ■2014 ・ISとイスラム諸国、カリフ制    ・社会保守とは何か ・慰安婦問題――戦争責任をどうとらえるのか    ・情報の非対称性、大衆感情の劣化    ・中間層の瓦解――ダメージを受けやすい「地方」    ・政治を積極的に支える主体は今いるのか    ・価値への合意    ・ヘイトスピーチを克服するために ■2015 ・世界秩序の根幹が揺らぐ    ・地方創生プラン批判    ・ポストモダンとスーパーモダンの動きが同時進行    ・リベラリズムの困難    ・感情の劣化した帰結、社会の底が抜ける2    ・人文知の危機――「文学部廃止論」?    ・全体を見渡す学問を    ・未来の戦争 ■2016 ・トランプにはじまり、トランプに終わる    ・「正義」と「享楽」    ・「制度による社会変革」から「技術による社会変革」へ    ・「政治=選挙」なのか?    ・対話型制度の導入    ・戦後の象徴天皇制    ・天皇退位に向けて ■2017 ・ミクロな感情教育 ・ポピュリズムの動向    ・コモンセンスの崩壊    ・政治家の資質    ・分断をどう克服するか    ・天皇制の意味    ・リベラルの排外主義化 ■2018 ・政治空間の分極化    ・古典に回帰するべき時    ・輝ける正義の欺瞞    ・AI統治と信用スコア    ・フェイクニュース、オルタナティブ・ファクト  ・中動態という世界観    ・米政治の「日本化」――民主党が消える日 ■「あとがき」にかえて ■書名索引 ■人名索引 宮台真司(著/文) 1959年、仙台生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(社会学)。首都大学東京教授。専門は社会システム論。著書に『民主主義が一度もなかった国・日本』『日本の難点』『14歳からの社会学』『私たちはどこからきて、どこへ行くのか』など。 苅部直(著/文) 1965年、東京生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(法学)。東京大学教授。専門は日本政治思想史。著書に『光の領国 和辻哲郎』『丸山眞男』『「維新革命」への道』『日本思想史への道案内』『日本思想史への名著30』など。 渡辺靖(著/文) 1967年、札幌生まれ。ハーバード大学大学院博士課程修了。Ph.D(社会人類学)。慶應義塾大学SFC教授。専門はアメリカ研究、文化政策論。著書に『アフター・アメリカ』『文化と外交』『沈まぬアメリカ』『リバタリアニズム』など。 四六判/416ページ