2015年1月9日号(3072)PDF配信版
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▼特集▼ ◇山田詠美ロングインタビュー(聞き手=倉本さおり) 『痴人の愛』から『賢者の愛』へ 『賢者の愛』(中央公論新社)刊行を機に ★『A2Z』『風味絶佳』『ジェントルマン』などの作品で知られる作家・山田詠美氏が1月10日、新作『賢者の愛』を上梓する。タイトルからも推察されるように、文豪、谷崎潤一郎の『痴人の愛』に挑む意欲作である。山田氏は『ベッドタイムアイズ』でデビュー以来、今年で作家生活30年を迎える。『賢者の愛』はその記念作品となる。本年は谷崎没後50年・生誕130年にもあたる。刊行を機に、山田氏にお話を伺った。聞き手はは、本紙文芸時評担当の倉本さおり氏にお願いした。          ※やまだ・えいみ氏=作家。1985年「ベッドタイムアイズ」で文藝賞を受賞し作家デビュー。87年「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」で直木賞、91年「トラッシュ」で女流文学賞、2001年「A2Z」で読売文学賞、05年「風味絶佳」で谷崎潤一郎賞、12年「ジェントルマン」で野間文芸賞を受賞。1959年生。 ※くらもと・さおり氏=ライター。文芸誌や週刊誌、新聞にて書評、インタビュー、コラムなどを担当。1979年生。 ▼今週の読物▼ ■1面◆連載=写真家の記憶の抽斗<第32回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家) <湯治場>1973年 シリーズ「村へ」  ■5面◆近刊セレクト= ◎著:柴崎友香『パノララ』(講談社) ■6面◆近刊セレクト= ◎著:高野秀行『恋するソマリア』(集英社) ◎著:大澤聡『批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇 』(岩波書店) ■7面◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<第173回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家) ◎年がつまると便もつまる?身苦地獄(ジングルヘル)と元旦風邪 ◆連載=『週刊コウロン』波乱短命顛末記<第76回>/水口義朗(みずぐち・よしろう氏=文芸評論家) ◎戦後70年自民党は1千兆を国民から借金 60年アンポ後の選挙をフランス人記者がレポ ◆連載=漢字点心<第116回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター) 「松」 ◆連載=映画時評<1月>/伊藤洋司(いとう・ようじ氏=中央大学教授・フランス文学専攻) フレデリック・ワイズマン「ナショナル・ギャラリー」 ◎純粋な視覚的体験としての美術館 ◆連載=本の国へようこそ<第55回>/選書:銀座教文館 子どもの本のみせ ナルニア国 菅原幸子氏 新年明けましておめでとうございます。寒さも厳しくなり、今年も各地で大雪が降ったようです。苦労も多いけれど、日常の景色をがらりと変えてしまうのが雪。雪や冬の寒さがもたらすドラマを描いた本をご紹介します。 ◎著:伊地知英信、写真:細島雅代『しもばしら』(岩崎書店) ◎著:アルビン・トレッセルト、絵:ロジャー デュボアザン、訳:江國香織『しろいゆき あかるいゆき』(BL出版) ◎著:ゼリーナ・ヘンツ、絵:アロイス・カリジェ、訳:生野幸吉『大雪』(岩波書店) ◎著:ラッセル・E. エリクソン、絵:ローレンス・ディ・フィオリ、訳:佐藤涼子『火曜日のごちそうはヒキガエル―ヒキガエルとんだ大冒険〈1〉』(評論社) ■8面◆『定本 荒巻義雄メタSF全集』(彩流社)刊行記念トークイベント 於・東京堂ホール     ◆出版メモ= ◎著:村上春樹、絵:安西水丸『夜のくもざる』(平凡社) ▼関連イベント▼ 『安西水丸 MIZUMARU ANZAI 1980-2015』 【会期】2015年1月12日(月)~1月31日(土) 【会場】スペースユイ(〒107-0062 東京都港区南青山3-4-11 ハヤカワビル1F、Tel:03-3479-5889)     ※地下鉄メトロ「外苑前」駅より徒歩8分/地下鉄メトロ「表参道」駅より徒歩10分 【開催時間】11:00 ~ 19:00(最終日17:00まで)※日曜休廊 ★1/26(月)18時より藤本やすし氏のお話会があります (入場自由) ◎編:公益財団法人たばこ総合研究センター『談 100号記念選集』(水曜社) ◎編:日本図書館情報学会研究委員会『電子書籍と電子ジャーナル』(勉誠出版) ◆連載=ともかくスケッチ/長友啓典(ながとも・けいすけ氏=アートディレクター) ◎「アホのオッチャン」の裏側 ◆町の本屋さん= ◎セレクトブックとまちのえんがわ 西荻窪 信愛書店 en=gawa リニューアルオープン! ▼イベント情報▼ *FENICSサロン* 子持ちフィールドワーカー~ワークライフバランスをさぐる~ 【日時】2015年1月24日(日)13:30~16:30 【会場】信愛書店 スペースen=gawa 【参加費】1000円 ※会員500円 (お茶・お菓子付) 【お問い合わせ】FENICS ◆イベント情報= ◎2月2日開催、予約、申込み受付中! シンポジウム「公共図書館はほんとうに本の敵?」図書館・書店・作家・出版社が共生する「活字文化」の未来を考える 『公共図書館はほんとうに本の敵?』 【パネリスト】 佐藤 優(作家・元外務省主任分析官) 猪谷 千香 (ジャーナリスト・「つながる図書館」著者) 林 真理子(作家・日本文藝家協会常務理事) 菊池 明郎(筑摩書房前会長) 根本 彰(東京大学大学院図書館情報学教授) 石井 昂(新潮社常務取締役) 【司会】植村 八潮(専修大学文学部教授) 【開催日時】2015年2月2日(月)午後6時30分~8時30分(午後6時開場) 【会場】紀伊國屋サザンシアター(東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2タカシマヤタイムズスクエア紀伊國屋書店新宿南店7F) 【参加費】1,000円(消費税込/全席自由) 【お申し込み】申し込みフォームまたは電話(03-3265-9657)またはFAX(03-5213-5672)でご予約ください。定員になり次第締め切らせていただきます。 【主催】本文藝家協会 【協力】21世紀の出版を考える会有志 ◆受賞= ◎第1回「本のサナギ賞」受賞作決定(ディスカヴァー・トゥエンティワン) 【大賞】著:志坂圭(シザカケイ)『滔々と紅(トウトウトベニ)』 【優秀賞】著:賽助(サイスケ)『はるなつふゆと七福神(ハルナツフユトシチフクジン)』 【優秀賞】著:香住泰(カスミタイ)『稲荷山誠造明日は晴れか(イナリヤマセイゾウアシタハレカ)』 【優秀賞】著:草花由(クサカユウ)『ダンスパーティー』 ▼今週の書評▼ ■4面<学術 思想>◆著:大塚信一『松下圭一 日本を変える 市民自治と分権の思想』(トランスビュー) 評:谷藤悦史(たにふじ・えつし氏=早稲田大学教授・政治学専攻) ◆著:木村敏『あいだと生命 臨床哲学論文集』(創元社) 評:可能涼介(かのう・りょうすけ氏=批評家・精神保健福祉士) ◆著:チャールズ・サンダース・パース、ウィリアム・ジェイムズ、ジョン・デューイ 『プラグマティズム古典集成――パース、ジェイムズ、デューイ』(作品社) 評:茢田真司(かりた・しんじ氏=國學院大学教授・政治学専攻) ◆著:新田昌英『アランの情念論』(慶應義塾大学出版会) 評:合田正人(ごうだ・まさと氏=明治大学教授・思想史専攻) ■5面<文学 芸術>◆著:黒川創『京都』(新潮社) 評:清水良典(しみず・よしのり氏=文芸評論家) ◆著:西加奈子『サラバ! 上』『サラバ! 下』(小学館) 評:美月レンカ(みつき・れんか氏=作家、音楽家)   ◆著:大谷伴子『マーガレット・オブ・ヨークの「世紀の結婚」 英国史劇とブルゴーニュ公国』(春風社) 評:川田潤(かわだ・じゅん氏=福島大学教授・イギリス文学専攻) ◆著:森朝男『読みなおす日本の原風景―古典文学史と自然』(塙書房) 評:小嶋菜温子(こじま・なおこ氏=立教大学教授・日本文学専攻) ■6面<読物 文化>◆著:蓮實重彦、山田宏一『トリュフォー 最後のインタビュー』(平凡社) 評:田中千世子(たなか・ちせこ氏=映画評論家) ◆監修:川上量生『角川インターネット講座4 ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代』(KADOKAWA) 評:赤上裕幸(あかがみ・ひろゆき氏=防衛大学校講師・メディア史、映像文化論専攻) ◆著:猪瀬直樹『さようならと言ってなかった わが愛 わが罪』(マガジンハウス) 評:鈴木邦男(すずき・くにお氏=一水会顧問) ◆著:京樂真帆子『英雄になった母親戦士 ベトナム戦争と戦後顕彰』(有志社) 評:関千枝子(せき・ちえこ氏=ジャーナリスト)