2015年6月26日号(3095)PDF配信版
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2015年6月26日号(3095)PDF配信版

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▼特集▼ ◇田仲康博・大野光明対談―「シリーズ戦後70年」第二弾 <この国は本当に平和なのか> 沖縄戦終戦から70年、沖縄の「占領」は終わったのか ★6月23日、沖縄戦終結70年を迎えた。苛烈な戦闘によって、18万人以上もの人びとが亡くなり、大多数は一般住民であった沖縄戦。終戦後、沖縄は米軍支配下となり、1972年に「復帰」を果たすも、米軍基地は未だなくなることはない。「シリーズ戦後70年」企画第二弾として、現在の沖縄と日本をめぐる問題について、国際基督教大学教授・田仲康博、大阪大学グローバルコラボレーションセンター特任助教・大野光明のおふたりに対談をしてもらった。 <主なコンテンツ> 1:戦後ゼロ年 2:軍事化の力学に抗する 3:路上も学校も本も、現場に 4:国家主権の前景化 5:分断を越えた共同性 6:流動化する運動の空間 ※たなか・やすひろ=国際基督教大学教授・社会学・メディア・文化研究専攻。著書に「風景の裂け目」など。1954年生。   ※おおの・みつあき氏=大阪大学グローバルコラボレーションセンター特任助教・歴史社会学・社会運動論専攻。著書に「沖縄闘争の時代1960/70」など。1979年生。   ▼今週の読物▼ ■1面◆連載=写真家の記憶の抽斗<第55回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家) <朝帰り>1980年 シリーズ「新世界物語」 ★新世界は朝の暗いうちから商売人が出ている。その日の仕事にあぶれた男たちを相手にオカマやポン引き、怪しげな仕事に誘う手配師たちだ。街角に立って仕事にあぶれた男たちが通ると声を掛ける。…続きは本紙へ ■3面◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<第196回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家) ◎絵は画家の予測を裏ぎり我が儘気儘に振る舞う、狂暴な君主みたいだ! ◆連載=『週刊コウロン』波乱短命顛末記<最終回>/水口義朗(みずぐち・よしろう氏=文芸評論家) ◎島流し状態で『公論』休刊を知る 1年10ヵ月の"独立愚連隊"の敗戦 ◆連載=漢字点心<第139回>/円満字二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター) 「涯」 ◆連載=夜郎戯暦(ヤロウザレゴヨミ)<6月>/安倍夜郎(あべ・やろう氏=漫画家) ★6月22日 1633年地動説を唱えたガリレオ・ガリレイが第二次宗教裁判で有罪となり、地動説を撤回させられる。「それでも地球は回る」とつぶやいたと伝えられる。 ◆特集=なかがわちひろ&多賀京子対談 「チムシリーズ徹底深読み!」 エドワード・アーディゾーニ展開関連イベント ★銀座・教文館9階のウェンライトホールでは、現在「エドワード・アーディゾーニ展」が開催されている〈~7/13(月)〉。素朴と洗練を兼ね備えたやわらかなライン、絶妙な構図で描かれる美しい風景、ユーモラスで豊かに、人物たちの心の動きまでが描かれるイラストレーション。1900年生れのアーディゾーニは、ファージョンの『ムギと王さま』などで挿絵画家としても高い評価を受けており、生涯に200冊ほどの本を残している。その中でも、「チム」と仲間たちの海洋冒険は、読めば気持ちが船のマストのようにふくらむ、特別な作品。11巻からなる「チムシリーズ」は、エドワード・アーディゾーニの生誕100年を記念して、新版が刊行された(日本では2001年)。      ■4面◆近刊セレクト= ◎著:阿子島 香『北の原始時代』(吉川弘文館) ★多くの出土品から、細石刃文化、縄文の土器と集落、亀ケ岡文化などに迫る。東アジアで独自の発展を遂げた、東北文化の夜明けを描く。 ■5面◆近刊セレクト= ◎著:楡 周平『砂の王宮』(集英社) ★闇市で薬屋を営む塙太吉は、持ち前の商才を発揮し、流通業界日本一の大企業の会長まで上り詰める。己の信念を愚直なまでに遂行しようとする男が作り上げた砂の王宮の行方。 ■7面◆受賞=【第153回芥川賞・直木賞 候補作発表】 ◆連載=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗(たはら・そういちろう氏=ドキュメンタリー作家) ◎潮目が変わり左翼バネが復活 ▼読者プレゼント 5組10名様 マルモッタン・モネ美術館所蔵<モネ展>▼ マルモッタン・モネ美術館には、印象派を代表する画家クロード・モネ(1849-1926)の、86歳で亡くなるまで手元に残したコレクションが所蔵されています。本展は、息子ミシェルから同美術館に遺贈されたこのモネ・コレクションを中心に、約90点をご紹介するものです。子供たちの成長を記録した作品や友人ルノワールによるモネ夫妻の肖像画、旅先の風景画、白内障を患いながらも描き続けた晩年の作品などを通して、モネの豊かな創作の世界に迫ります。 晩年のモネは、光の変化に伴って移り変わる水面を見つめつづけました。ジヴェルニーの庭を描きながらも、睡蓮や太鼓橋の形態は次第に抽象化されていき、色彩溢れる画面が生み出されていきます。ときに荒々しい筆触をみせる最晩年の充実した作品群は、モネの眼を通した水の庭を体感させてくれるでしょう。 さらに本展には、非常に早い時期から印象派の作品を評価したド・ベリオ医師のコレクションから、「印象派」の由来となった《印象、日の出》が期間限定で特別出展されます。 【会場】東京都美術館(台東区上野公園8-36) 【会期】2015年9月19日(土) ~ 12月13日(日)※詳しい開館日の情報はHPへ 【観覧料】一般:1600円、学生:1300円、60歳以上:1000円。 ★本展の招待券を読者5組10名様にプレゼント。ハガキに住所・氏名・連絡先を明記のうえ「読書人招待券プレゼント係」(新宿区矢来町109)まで。応募締切7月10日(金)。※当選は発送をもってかえさせていただきます。 ■8面◆特集=クラフト・エヴィング商會(吉田篤弘・吉田浩美)ブックトーク(於・世田谷文学館)<植草甚一と金曜日の本> 「植草甚一スクラップ・ブック」展関連イベント ★外国の映画・文学・音楽に精通し、独特の語り口で読者を魅了した文筆家・植草甚一の展覧会が東京の世田谷文学館で開催されている(「植草甚一スクラップ・ブック」展 ~7月5日(日)まで)。6月13日には、クラフト・エヴィング商會(吉田篤弘・吉田浩美)によるブックトークが行われた。植草甚一とクラフト・エヴィング商會の二者間に漂う引力に、無性に本屋に行きたくなる、そんなトークを載録させていただいた。 <主なコンテンツ> 1:1945年の日記と東京大空襲の夜のこと 2:少年が図書館で、植草さんの本と出会った時 3:シュルレアリスト、「J・J氏」の冒険 4:自分の足で探して見つけて買う、「金曜日の本」 ※クラフト・エヴィング商會=クラフト・エヴィング商會=吉田篤弘と吉田浩美による制作ユニット。テキストとイメージを組み合わせた、独創的な作品を多数発表している。『稲垣足穂全集』『らくだこぶ書房21世紀古書目録』で講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞。『どこかにいってしまったものたち』『クラウド・コレクター』『じつは、わたくしこういうものです』他著作多数。       ▼今週の書評▼ ■4面<学術 思想>◆著:ピエール・ブルデュー『介入 Ⅰ・Ⅱ 〔社会科学と政治行動1961-2001〕』(藤原書店) 評:松葉祥一(まつば・しょういち氏=神戸市看護大学教員・フランス哲学専攻)   ◆著:フレドリック・ジェイムソン『21世紀に、資本論をいかに読むべきか?』(作品社) 評:長原豊(ながはら・ゆたか氏=法政大学教員・経済学専攻) ◆著:好井 裕明『差別の現在: ヘイトスピーチのある日常から考える』(平凡社) 評:関礼子(せき・れいこ氏=立教大学教授・環境社会学専攻) ■5面<文学 芸術>◆著:唐十郎『ダイバダッタ』(幻戯書房) 評:高橋宏幸(たかはし・ひろゆき氏=演劇評論家) ◆著:呉明益『歩道橋の魔術師』(白水社) 評:垂水千恵(たるみ・ちえ氏=横浜国立大学教授・台湾文学専攻) ◆著:窪 美澄『さよなら、ニルヴァーナ』(文藝春秋) 評:大野由美子(おおの・ゆみこ氏=書評家) ◆著:大谷 伴子『秘密のラティガン: 戦後英国演劇のなかのトランス・メディア空間』(春風社) 評:戸谷陽子(とたに・ようこ氏=アメリカ現代演劇研究専攻) ■6面<読物 文化>◆著:松岡 享子『子どもと本』(岩波書店) 評:川辺陽子(かわべ・あきこ氏=教文館子どもの本のみせナルニア国店長) ◆著:船村 徹『兄の戦争―短き命、青春を捧げて』(潮書房光人社) 評:伊藤強(いとう・つとむ氏=音楽評論家) ◆著:浦戸 宏『縛師: 日活ロマンポルノ SMドラマの現場』(筑摩書房) 評:高取英(たかとり・えい氏=劇作家・月蝕歌劇団代表) ◆著:新田 ユリ『ポホヨラの調べ 指揮者がいざなう北欧音楽の森』(五月書房) 評:下山静香(しもやま・しずか氏=ピアニスト・桐朋学園大学非常勤講師)