2015年9月18日号(3107)PDF配信版
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▼特集▼ ◇鼎談=アンドリュー・ガーストル×木下直之×石上阿希<春画=笑絵、大いに笑って!> 永青文庫で日本初の「春画SHUNGA」展開催  9月19日(土)から12月23日(祝)まで、東京都文京区の永青文庫で春画展が開催の運びとなった。「春画の名品」133点(前後期)が国内外から集められた、日本で初めての展覧会である。本展を機に、大英博物館の春画展にも携わった、ロンドン大学教授のアンドリュー・ガーストル氏、国際日本文化研究センター特任助教の石上阿希氏と、東京大学大学院教授で、本展覧会開催の難航を前に、春画展示研究会を立ち上げた木下直之氏に鼎談をお願いした。春画展の見どころ、春画の奥深い魅力と可能性、日本の近代が排除したもの、虐げられタブー視されてきた歴史などをたっぷり語っていただいた。 <主なコンテンツ> 1:庶民から大名まであらゆる階級が親しんだ 2:欧米から立ち上がった一大春画プロジェクト 3:芸術?猥褻??じっくり観て、大いに笑って 4:近代日本が排除したもの、林美一の仕事 5:春画が垣間見せる建前の裏の江戸社会 6:子どもと春画 戦争と春画 ▼永青文庫 春画展▼ ◎会期:9月19日(土)~12月23日(祝)〈前期・11/1まで、後期11/3から〉 ◎会場:永青文庫 特設会場(2階~4階)〈東京都文京区目白台1―1―1〉 ◎開館時間:9時半から20時(日曜日は18時まで) ◎休館:毎週月曜日(祝休日は開館) ◎出展作品:前期後期計133点 ◎入館料:1500円  ◎入館制限:18歳未満入館禁止 ◎問合先:03-5777-8600 ◎関連イベント:「春画展開催記念シンポジウム」 【司会】小林忠 【パネリスト】早川聞多、木下直之、山本ゆかり、石上阿希、三宅秀和  【日時】11月28日(土)13時~16時 【会場】和敬塾大講堂(永青文庫隣り) 【定員】400名  【聴講料】1500円  ▽往復はがきで11月5日(当日消印有効)までに応募。詳しくは永青文庫HPへ。 ★アンドリュー・ガーストル氏=ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院教授。早稲田大学大学院で修士号、ハーバード大学大学院で博士号取得。近世芸能、近世文学専門。著書に『江戸をんなの春画本―艶と笑の夫婦指南』他。1951年米国生。 ★きのした・なおゆき氏=東京大学大学院教授・文化資源学専攻。兵庫県立近代美術館学芸員、東京大学総合研究博物館助教授を経る。著書に『美術という見世物』(サントリー学芸賞受賞)、『わたしの城下町』(芸術選奨文部科学大臣賞受賞)他。1954年生。      ★いしがみ・あき氏=国際日本文化研究センター特任助教。日本で初めて春画をテーマに博士号取得。近世文化史専攻。二〇一五年国際浮世絵学会新人賞受賞。著書に『日本の春画・艶本研究』他。今秋発売の『大英博物館 春画』に翻訳で関わる。1979年生。   ▼今週の読物▼ ■1面◆連載=写真家の記憶の抽斗<第66回>/北井一夫(きたい・かずお氏=写真家) <団地の猫道>1987年 シリーズ「フナバシストーリー」 ★一九六四年から八五年まで二〇年間ひたすら写真を撮りつづけて、ある日ふと気がついたら浦島太郎になっていた。絶え間なく変化と進歩する時代から一人離れてとり残されていたのだった…続きは本紙へ ■3面◆連載=日常の向こう側 ぼくの内側<208回>/横尾忠則(よこお・ただのり氏=美術家) ◎祝花、祝祭、高松宮殿下記念世界文化賞受賞 ◆連載=現代短歌むしめがね<第6回>コンピュータ編/山田 航(やまだ・わたる氏=歌人) ◎プログラム更新されて君は消える 風鈴の向こうに広がった夏 吉岡太朗『ひだりききの機械』(2014) ◆連載=漢字点心<第150回>/円満字 二郎(えんまんじ・じろう氏=編集者・ライター) ◎「脣」※「唇」の異体字 ◆連載=著者から読者へ ◎発祥から超絶技巧まで 春画を基本の「き」から解説/車浮代(くるま・うきよ氏=時代小説家・江戸料理研究家) ◆連載=読写/岩尾光代(いわお・みつよ氏=ジャーナリスト) ◎東京駅に和服姿の南洋酋長連 ★大正四年七月二八日南海丸で横須賀に入港した帝国新領地南洋クサイ島酋長ヂョンヂクら以下二十二名の一行は横須賀上陸以来飛行機軍艦海軍工廠等の参観。写真は東京駅前の記念の撮影である。此等の和装は総て今回新調されたもの。(「写真通信」大正四年九月号) ◆文庫日和= ◎著:白倉 敬彦『春画の色恋 江戸のむつごと「四十八手」の世界』(講談社) ■4面◆近刊セレクト= ◎著:塩出 浩之『越境者の政治史―アジア太平洋における日本人の移民と植民―』(名古屋大学出版会) ★北海道・樺太へ、ハワイ・満洲・南北アメリカへ。日本人移民の政治統合がもたらしたインパクトを示し、新たな全体像を描き出す。 越境者の政治史―アジア太平洋における日本人の移民と植民― ◎著:高田 和夫『帝政ロシアの国家構想』(山川出版社) ★近代ツァーリズムが保持した国家構想のもと、帝政ロシアはカフカース地方を帝国の一員として取り込んでいった。その過程を最終の露土戦争に着目し、「人の移動」に焦点をあてる。8 ■7面◆レポート=「第54回日本SF大会 米魂」レポート/立花眞奈美(たちばな・まなみ氏=「SFファンジン」編集長) ★年に一度開かれている日本SF大会に八月二九日三十日と行ってきました。この大会は日本のSFファンが一堂に会し、二日間まるで文化祭のように楽しむもので、一九六二年に目黒公会堂の一室で開かれた第一回日本SF大会通称メグコン(コンはコンベンションのコン)から始まり、今回の米魂(こめこん)は第五四回になります…続きは本紙へ! ■8面◆連載=田原総一朗の取材ノート/田原総一朗(たはら・そういちろう氏=どきゅメンタリー作家) ◎安保関連法案をなぜ急ぐのか ◆出版メモ=     ◆トピック=第8回奥の細道文学賞、第2回ドナルド・キーン賞作品募集 ◆出版界=新レーベル『μNOVEL』誕生 10月創刊、気鋭の作家陣と豪華イラストレーターのコラボレーション! ★毎日新聞出版株式会社(本社・東京都千代田区 代表取締役社長・黒川昭良)は、主に大人をターゲットにしたライトノベルの新しいレーベル、「μNOVEL(ミューノベル)」を10月27日(火)に創刊する。 同社が創刊する「μNOVEL(ミューノベル)」は、ライトノベル読者の中でも特に30~40代の「大人」を主なターゲットに、実績ある作家陣を中心に、書き下ろし新作はじめ、人気作の復刊企画を積極的にラインアップ。また、ライトノベルの重要な構成要素であるイラストレーターについても、巨匠や人気作家を起用した豪華な布陣とし、復刊作品は作家とイラストレーターの新しいコンビによる新装版となっている。初回10月刊行分は、菊地秀行著/末弥純イラスト『貴族(バンパイア)泥棒スティール』本体900円、星野亮著/士郎正宗イラスト『ザ・サード』本体1200円、小川一水著/ゆうきまさみイラスト『イカロス の誕生日』本体900円、の3作品。以降、偶数月下旬に3~4作品ずつを刊行予定。 ▼今週の書評▼ ■4面<学術 思想>◆著:ヴェルナー・シュスラー『ヤスパース入門 (シリーズ・古典転生)』(月曜社) 評:池田喬(いけだ・たかし氏=明治大学専任講師・哲学・倫理学専攻) ◆著:網野 善彦『網野善彦対談集 第1~5巻』(岩波書店) 評:成田龍一(なりた・りゅういち氏=日本女子大学教授・日本近現代史専攻)      ◆著:ヴァルター ベンヤミン『[新訳・評注]歴史の概念について』(未来社) 評:高幣秀和(たかへい・ひでとも氏=北海道大学名誉教授・社会思想史・哲学専攻) ◆著:中村 稔『私の日韓歴史認識』(青土社) 評:三宅正樹(みやけ・まさき氏=明治大学名誉教授・ユーラシア外交史専攻) ■5面<文学 芸術>◆著:黒川 創『鷗外と漱石のあいだで:日本語の文学が生まれる場所』(河出書房新社) 評:紅野謙介(こうの・けんすけ氏=日本大学教授・日本近代文学専攻) ◆著:西原 大輔『日本名詩選 ①明治・大正篇 ②昭和戦前編 ③昭和戦後篇』(笠間書院) 評:谷川直子(たにがわ・なおこ氏=作家)    ◆著:濱 久雄『与謝野鉄幹漢詩全釈』(明治書院) 評:瀧本和成(たきもと・かずなり氏=立命館大学教授・日本近代文学専攻) ◆著:辻原 登『Yの木』(文藝春秋) 評:岡本勝人(おかもとかつひと氏=詩人・文芸評論家) ■6面<読物 文化>◆著:小川 栄二『色彩の饗宴: 二〇世紀フランスの画家たち』(平凡社) 評:島田紀夫(しまだ・のりお氏=実践女子大学名誉教授・美術評論家) ◆著:江利川 春雄『英語教科書は〈戦争〉をどう教えてきたか』(研究社) 評:大津由紀雄(おおつ・ゆきお氏=明海大学教授・認知科学・言語教育専攻) ◆著:八木久美子『慈悲深き神の食卓 ―イスラムを「食」からみる』(東京外国語大学出版会) 評:森枝卓士(もりえだ・たかし氏=フォトジャーナリスト) ◆著:姜 信子『声』(ねぷうま舎) 評:管啓次郎(すが・けいじろう氏=明治大学教授・詩人) ■7面<読物 文化>◆著:島田 裕巳『戦後日本の宗教史: 天皇制・祖先崇拝・新宗教』(筑摩書房) 評:絓秀実(すが・ひでみ氏=文芸評論家) ◆著:岩坂未佳『Beyond the Display:21世紀における、現象のアートとデザイン』(ビー・エヌ・エヌ新社) 評:松井茂(まつい・しげる氏=詩人・情報科学芸術大学院大学准教授)